文部科学省認定 職業実践専門課程

半導体機械工学科

半導体機械工学科

IoT、Big Date、生成AI、ロボット自動運転等を支える半導体のプロになろう。

定員
1学年80名 男女共学・2年課程(合計160名)
  • 社団法人日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会「CAD利用技術者試験」認定校
目標取得資格
半導体技術者
主な進路
メカトロニクス技術者、製造技術者、生産技術者、機械設計技術者、保守

カリキュラム

半導体製造の技術者エンジニアを育成

半導体機械工学科では、「半導体工学」、「集積回路」、「ロジテックデバイス」等の授業や実習を通して、半導体の基礎を学べます。

一般教育科目
  • 数学
  • 英語
  • キャリア形成
  • ビジネス概論
  • 安全衛生工学
専門教育科目
  • 電気基礎
  • 半導体工学概論
  • 半導体製造技術
  • 集積回路工学
  • パワーデバイス
  • 情報技術基礎
  • AI入門
  • 情報リテラシー
  • シーケンス制御
  • 工業力学
  • 液体工学
  • 機械工作
  • 機械材料
  • 熱力学
  • 材料力学
  • 機械製図
  • CADⅠ・Ⅱ
  • 機械実習
  • ロジックデバイス基礎
  • ロジックデバイス実習
  • ドローン制御概論・応用

科長メッセージ

  • 夢実現を応援

    就職部長
    半導体機械工学科長

    菅田 雅之教官

    技術者として大切にしたいことは、モノづくりの基礎・基本です。近年の技術の進歩は目覚ましく、AIやロボット等の導入により人が行ってきた仕事が大きく変化しています。半導体製造等の最新鋭の設備やシステムなどの先端技術を使いこなす前に、設計・加工・組み立て等の基礎・基本をしっかりと身につけ、使う人のことを考えたモノづくりができる技術者でありたいものです。「モノづくり」は「人づくり」と言います。本校で専門的な技術を身につけながら、人生100年時代の社会人基礎力と言われる「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」を自ら育てませんか。目標を持ち、夢をかなえたい気持ちのある人を全力で応援します。

メッセージ

業界からのメッセージ
  • 日本のモノづくりの未来を拓く夢や希望を抱いた若き人材に期待。
    池松 康博

    株式会社池松機工 代表取締役会長

    熊本工業専門学校 学校関係者評価委員会委員

     社会全体がAIやロボット等を取り入れどんどん変わっていく中、先端技術におけるモノづくりは、いま大きく期待を受けさらなる進化を遂げようとしています。
     私たち㈱池松機工でも、高性能な3D-CAD/CAMシステムや、ロボットを搭載した5軸加工機などの最新鋭の設備を導入し、DXや工場の「見える化」、無人化生産やVRによる技術指導など、新たな取り組みに次々とチャレンジしています。また、SDGsの観点より「人と社会と環境に優しいモノづくり」にも積極的に取り組んでおります。
     最新鋭の設備やシステムがしっかりとしていても、そこには設備を使いこなし、次の新たな課題を見つけ、社会の要望に応えていける人材が必要です。㈱池松機工には、熊本工業専門学校でモノづくりの楽しさを知り、夢の実現のために頑張っている卒業生の方々が、元気に活躍されています。
     自分の力を信じて一歩踏み出して下さい。日本のモノづくりを担う皆さんに、私たちは大きな期待を寄せています。

OBからのメッセージ
  • 知識を身に付け 一人前の技術者に!!
    濱畑 友希 さん

    ナカヤマ精密 株式会社

    (令和4年度卒業/慶誠高等学校出身出身)

    私は卒業後、ナカヤマ精密株式会社に入社しました。精密金型部品、精密機械部品などを高精度で加工する企業です。現在はPG(プロファイルグラインダー)の部署に所属しています。PGは倣い研削とも呼ばれ、製品形状の投影図に製品の影を20倍に投影し、砥石を用いて加工します。材質も超硬セラミック、スチールなど様々あり、最初は作業の難しさに苦戦することもありましたが、先輩方の手助けもあり日々成長できるように頑張っています。今は2台の機械を掛け持ちし、加工が難しいスチール品を経験しています。最終的には1人で仕事をこなしていくことが目標です。
    私は普通高校の出身でしたが、図面の見方、実習で加工の難しさなどを専門学校で学ぶことができました。業務でGコードのプログラムを使用するので、実習で勉強できたことに感謝しています。在学中に資格をたくさん取っておくのがオススメです。
    「モノづくり」に興味がある方は知識を身に付けることで、その先の就職の選択肢が増え、就いた先でも活躍できる幅が広がると思います。自分の夢に近づけるように頑張ってください。

  • ハマダレクテック社員になって
    草野 巧巳さん

    ハマダレクテック株式会社

    (令和3年度卒業/開新高等学校出身出身)

    私は卒業後、濱田重工株式会社シリコンウェハー事業部に入社しました。事業内容は、半導体工場がテストなどで使用したテストウェハーやダミーウェハーをまた使える状態に再生を行っています。また、現在半導体が世界的に不足しており需要が高くなってきているので、とても有望な会社です。
    私は現在、シリコンウェハーの洗浄工程を担当しています。洗浄工程は、ウェハーに付着しているパーティクルをナノレベルで除去をします。パーティクルが少しでもついてしまうと製品に出来ないので、とても気を使いながら作業を行わないといけませんが、シリコンウェハーを綺麗にして、お客様のところに返却できるというところにやりがいを感じています。また、濱田重工は安全優先な職場で、交通技能研修などの社外研修も充実しています。
    今のうちに学校でやっておくべきことは、専門的なことは会社で教わるので、社会人としてのルールやコンプライアンス等を身に付けておいた方がいいと思います。

  • 世の中に役立っている仕事にやりがい
    小柳 天さん

    株式会社 九電工

    (令和元年度卒/有明高等学校出身出身)

    私は卒業後、九電工に入社し現在は研修で1年間、設備関係の仕事に出向しています。設備関係の仕事の中でもダクト工事を担当しています。ダクトの中にも色々な種類のダクトがあり、大きく分けると、丸ダクト、角ダクト、オーバルダクトがあります。それぞれを用途にそって配管をして行きます。
    私は、とても世の中に役立っている仕事をしていることにやりがいを感じています。例えば、建物が出来上がった時に、自分が配管したものが実際に使われていることを、日々感じる事ができます。配管は実際目に見えない物も多くありますが、建物にとっては重要な役割を果たします。吸気口から空気を取り入れたり、蛇口から水が出てきたり、今まで当たり前に使っていた物が、実際に仕事をしてみると簡単ではなく、当たり前じゃない事がわかりました。
    そこで今学生さんに一言! 私の仕事はごく一部の内容ですが、このような仕事もあるということを知っていただくと幸いです。どのような仕事に就いても、何事にも全力で取り組んでください。学生時代を楽しむのはもちろんですが、実のある学校生活を送れるよう、祈っています。

  • グローバルに世界で活躍する技術者
    藤野 拓己さん

    ダイキン工業 株式会社

    (平成30年度卒業/熊本県立大津高等学校出身出身)

    私は卒業後、ダイキン工業株式会社に入社しました。ダイキン工業は主に空調機器を取り扱っている会社です。他にもフッソ加工や油圧機器などもあります。世界的に業務を展開しており、業務用エアコン市場では最も強い会社といっても過言ではありません。
    私は入社して2年目になりますが、家庭用から業務用まで、目で見て実際に体験したりしながら多くの技術や知識を得ることができました。また専門分野として、ろう付けや溶接・板金・旋盤のトレーナーという道もあります。世界的に展開しているダイキン工業では、それぞれの分野でトレーナーとして、日本に限らす世界にその技術を広めるための指導者としての仕事もあります。その意味で、職務内容の選択肢は少なくありません。
    自分のやりたいことを声に上げれば、実現できないことがない会社です。関西の会社ということもあり、上司や先輩方も明るく、のりがいい人達ばかりなので安心して下さい。グローバルで世界を舞台にしたモノづくりの会社なので、皆さんが入社するのを楽しみにしています。